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日本付近CO2 観測史上最高!

気象庁は2017年、日本付近の二酸化炭素CO2濃度が地上観測点(大気中)の月平均値が観測史上最高を更新した他、同地点の2016年の年平均値も例年の増加量を大きく上回ったと発表した。

*参考資料 環境市場新聞より

観測開始以来、大気中のCO2濃度は人間の活動によって年々上昇しているが、今回の異常な上昇は2016年に発生したエルニーニョ現象の影響とみている。これは熱帯域の高温下で植物のCO2吸収量が減少するといった影響が現れるからだ。

CO2が増加すると平均気温の上昇が生じ、南極、北極の氷が溶け海面上昇に繋がることはよく知られている。過去100年の間(1906~2005)に平均気温は0.74℃、海面は17cmも上昇した。日本は平均気温1.06℃も上昇している。
21世紀には18~59cmも上昇すると言われており、日本では海面が30cm上がると砂浜の60%がなくなり、23区の15%が水没することになる。
巨大ハリケーンが発生しゲリラ豪雨が多発し、海ではほぼ全ての珊瑚礁が死滅する。*予測は多岐にわたり、その全てで地球が破壊されていることがわかる。

過去の50年間をとってみても、桜の満開は4.2日早まり、楓の紅葉は15.6日、イチョウの黄葉は10.7日早まっている。

我々ができることは、生活の中でできるだけCO2を減らしフロンの流出を防ぐことにある。具体的にはスーパーでビニール袋をもらわない。肉を食べない(世界で最もCO2を排出しているのは牛のゲップ)。フロン類の入ったものを利用しない。車に乗るのは最小限とし電気自動車に切り替えるなど、身近ですぐにできる対応策は限りなく多い。全人類が一丸として取り組まなければ地球の破壊はすぐそこまで来ている。

 

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