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「不都合な真実2」では、インドの火力発電所400機設立計画に驚いたゴア氏が・・・

前回に引き続き「不都合な真実2」の話をさせて頂きます。

記憶からの抜粋なので詳細に違いがあると思いますがご了承ください。

 

同映画では、インドの火力発電所400機の設立計画に驚いたアル・ゴア氏(以下:ゴア氏)が、インド首相ナレンドラ・モディ首相(以下モディ首相)に直談判をした場面が映されていました。

ゴア氏は必死に化石燃料を使うとCO2が増え、地球環境を悪化させると訴えました。しかし、モディ首相は「我々は8億人の生活を支えることが最優先だ」と答えました。頷くゴア氏。

続いて「我々は産業発展を捨てCO2削減をする気は無い」と答えます。やや引きつった顔のゴア氏。

さらに「我々は今後150年間CO2を垂れ流す、あなたの国がそうして来たように」と言い放ったのです。この場面では私の顔も引きつっていたことでしょう。

「私は首相の意見に反対をする立場ではありません。でも太陽を見たくありませんか? 見上げれば青く広がる空を見たくはありませんか?」

逆に顔が引きつるモディ首相。場面では大気汚染で真っ白になっているデリーの街の風景。そしてパーンして空を映し出す。そこには太陽も青い空も全く見ることのできない光景が広がっていました。

「我々には再生可能エネルギーに切り替える資金がない」と言い始めました。頷くゴア氏。

 

場面変わって、ゴア氏がスイス銀行へ電話をする場面。相手は同行の頭取か融資担当でした。電話の内容は相手の声は聞こえて来ません。ゴア氏が低金利での融資を懇願する声だけです。

電話を切ったゴア氏に秘書が「どうでした?」と尋ねます。

「渋っている」

「そうでしょうね」

 

しかしゴア氏は各金融機関に説明に回り、その結果10億ドルの融資(確か無利息)を勝ち取りました。

それを聞いたモディ首相は「太陽光発電を推進する」と宣言しました。

その宣言はパリ同時テロ事件直後のパリ協定(COP21)で行われ、世界各国が地球温暖化防止に向け、CO2削減に取り組むと誓約したのです。2015年12月には米国を含め195カ国が合意し、2016年11月の時点で、批准国・団体数は欧州連合を含めて110に及びます。

 

ところが、2017年6月1日、アメリカ大統領トランプは、なんとパリ協定離脱を表明しました。これによって、パリ協定に参加していない国は、シリア、ニカラグア、米国のみとなりました。

しかし中国について世界第2位の排出国であり、全世界の15%をも排出している大国が離脱したのです。

 

映画に戻りましょう。

マイアミ市長 トマス・レガラド氏は「ちょっと雨が降ったり高潮の時は町中が海水で侵されている。地球温暖化は疑いの余地のない事実だ」と嘆いています。

10年前の「不都合な真実1」では海面が上昇し、マンハッタンにハドソン川の水が流れ込み、グランドゼロ(ワールドレードセンター跡地)に大量の水が溢れるというシミュレートした場面が放映されました。それを見て多くの科学者や政治家は「大嘘をつくな、そんなことは起きるはずがない」と馬鹿にしました。

ニューヨーク市長 ビル・デブラシオ氏は「10年前は誰も信じなかった、5年前でも誰も信じようとしなかった、しかし私は信じる、今目の前で起きているのだから」と。その時ハリケーンが襲ったニューヨークシティに大量の水が流れ込んでいたのです。

 

ハリケーンの大型化も地球温暖化によるものです。熱せられた海上から水蒸気が上がり、次第に大きくなっていきます。これは今までの台風の出現と変わりませんが、今までとは桁違いな大きさになっています。

日本でのゲリラ豪雨なども同様に地球温暖化によるものです。

 

映画の解説のようになってしまいましたが、現在の地球環境を最も真実に公開している映画です。1人でも多の方に観てもらいたいし、出来れば学校などで放映してもらい、将来を担う子供達に知ってもらいと切に願う次第です。

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