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その2 添加物について 

皆さんは添加物についてどの様に思っていますか。

「食品に多く取入れられているもの」と認識はしていても、自分の体にどうやって取り込んで、どの様な良さや悪さをしているか知っていますか。

 

添加物を語るにあたり、この方を抜きにしては語れません。

 

「安部司先生」

 

添加物の神様と呼ばれています。

安部先生の著書「食品の裏側」に、先生が添加物の恐ろしさを教え広めるきっかけになったエピソードが書かれています。

先ずはその話をさせて頂きます。

 

娘さんの3回目の誕生日の時です。

滅多に家で食事をとる事もできないモーレツサラリーマンだった安部さんは、その日は頑張って自宅に戻り一緒に食事を始めました。

その中にミートボールの皿がありました。

 

可愛らしいミッキーマウスの楊枝が刺さったそれを口に入れた瞬間、安部さんは凍りついたと言います。

それは安部さんが作っている「添加物だらけのミートボール」だったのです。

※写真はイメージです


安部さんは添加物の会社に勤めており、100種類ほどの添加物を舌で見分けることができるほどの「添加物の神様」だったのです。

そのミートボールは「化学調味料」「結着材」「乳化剤」の味がしました。

 

奧さんに聞くと、「子供たちが大好きでいつもよく食べている」との事でした。

今も娘さんも息子さんたちも、美味しそうにミートボールを食べています。

 

その瞬間、身も凍る様な思いが走り、思わずミートボールの皿を奪ってしまったのです。

 

それを機に「添加物の神様」として、とても優秀な営業マンは突然会社を退社し、逆に安部先生として添加物の恐ろしさを広める側になったのです。

 

他のエピソードもいくつか紹介しましょう。

中華店にて

「おじさんどうしたの?」

「いや〜、もうスープを作ったりするのが大変で店を閉めようと思って」

おじさんは丁寧に8時間もかけてスープを作っていたのです。

「じゃあこの粉を使ってごらん」

 

その粉を使うと、なんと今まで8時間もかけていたスープ作りが、わずか2時間ほどで出来上がったのです。

当然おじさんに感謝され、自分はとても良いことをしたと思っていました。

※写真はイメージです

さらに雑巾ハムについて

ハムに何本(100本とも言われています)もの注射針を刺し、ゼリー状の水を注入するのです。例えば100kgの豚肉を120kgにすれば、約2割安く売れるのです。皆さん安いハム好きですよね。

そのハムは、絞れば水を吸った雑巾の様に、水が滴り落ちてくるのです。

色や弾力を保つために添加物も大量にブチ込まれます。

 

安部先生となり、学校にも多く呼ばれる様になりました。多くの生徒や父兄が集まっている中、先生はまず添加物を知ってもらうために、白い粉をお湯で溶かします。

 

「誰かこのスープを飲んでみてもらえますか」

 

当然、気味が悪く誰も飲もうとしません。興味を示している子を探し出し、口説き落として少しだけ飲んでもらいます。

 

「あれ?美味しい! いつも行っているラーメン屋さんのスープと同じだ」

と、大抵の子はいつも慣れ親しんだ味に安心と驚きを示します。

その反応に“まさか?”と何人もが飲み始めますが、皆同じ驚き方です。

 

それだけ添加物は、皆さんにとても馴染み深いものなのです。

 

ただ、安部先生は添加物の毒性を訴えはしません。それは大メーカーを相手に立ち向かうことになってしまうからです。

あくまでもスタンスは「人工的な味付けに慣れきっている消費者に自覚を持ってもらう」です。

 

私が「その1」でも書いたことをよく理解し、ご自分で何が真実かを知ってもらいたいと思います。

逆に「味の素」のサイトなどもご覧になり、そこには添加物の安全性についても書いていますから、何を信じるのかはそれからでも良いでしょう。

参照:味の素「食の安全」についてうかがいました。


とにかく、私がこれを書いているのは、「無防備に、ある意味無知のまま、自分や家族に摂取しても良いものと悪いものを考えずに食べたり飲んだりすることをやめてもらいたい」という思いからです。

 

次回「その3」ではグルテンについて書きます。

 

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