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その3 グルテンフリーについて

皆さんは「グルテン」が何かをご存知でしょうか。グルテンとは、小麦、大麦、ライ麦に含まれる「タンパク質」の事です。そのグルテンが体に悪いと言われています。どの様な悪さをしているかを知るのに、素晴らしい話があります。

 

テニスの世界ランク1位に輝いた「ノバク・ジョコビッチ選手」をご存知でしょう。

最強のジョコビッチですが、一時期、ナダルやフェデラーに苦戦が続いた時があります。その時、決意しました。

 

「グルテンを抜こう!」


そのきっかけは2017年の全豪オープンの準々決勝の最中、突然、目に見えない力に襲われ、格下の相手に負けてしまったのです。

それを見ていたジョコビッチの故郷セルビアの、「イゴール・セトジェヴィッチ博士」が、体内の消化システムの不均衡で起こる、腸内で発生している毒物によるものだと推測したのです。

 

半年後に2人は会い、そしてジョコビッチの体質改善を始めました。

その方法が「グルテンフリー」だったのです。

 

わずか二週間のグルテンフリーを実行すると、日が進むにつれ気分が変わっていき、「体が軽くなり活力が湧いてきた」のです。そして14年間も悩まされていた夜の鼻づまりが突然消えさり、クッキーやパンが全く欲しくなくなりました。

 

その結果は驚異の成績として現れました。
2011年からグランドスラムの3大会で優勝し、51戦50を成し遂げたのです。

グルテンを抜いた時の逸話がもう一つ。
「お母さん、俺は今からグルテンフリーになる」
「お前なんてことを言い出すんだい!? うちはピザ屋なんだよ」
「でもお母さん、グルテンはとても体に悪いことを知ったんだよ」
「わかった、今まではお前のおかげでお店も順調だったけど、そのお前がグルテンフリーになるなら、店を続けるわけにはいかない」
と、店じまいをしてしまったのです。


この本の中では「グルテンを抜くことを全員に奨励しているわけではない、自分に合わない食べ物を知りましょう」としている。

 

実際にジョコビッチは「セリアック病」でした。

 

セリアック病とは、グルテンを体内に取り込むと敵が侵入してきたと勘違いし、自らの小腸を傷つけてしまう自己免疫疾患のことです。
慢性的な下痢、便秘、腹痛、嘔吐、倦怠感、貧血、皮膚のかゆみ、関節の痛みなどがある方は、一度疑った方が良いかもしれません。

 

さて、ここまでを理解してもらったら、さらにグルテンの代表格、小麦って何かを知ってもらいたいですね。


Dr.ウイリアム・デービス著「小麦は食べるな」です。

この著書についても、話をするつもりでしたが、いかんせん長くなりすぎました。この続きは「その4」でお知らせします。

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