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オーストラリア、未曾有の大火災! Part1

既に多くのかたが知っている通り、オーストラリアが大変な大火災に遭遇しています。

 

このNASAの衛星が捉えた衛星写真をご覧ください。



そして地上では動物たちが逃げ惑っています。

その時、オーストラリアの首相「スコット・モリソン(以下SM)」は、ハワイにいたのです!


このSMは、気候変動と同国の毎年恐ろしいほどの灼熱の夏を軽視し*1、温暖化対策を強化しなければならないとの国民の意見を無視し、温室効果ガスの排出への課税や削減に何もしてこなかったのは、大企業の顔色を伺うためだけの理由です。

 

 

*1 このサイトのブログから、2019年1月16日「オーストラリアで記録的な猛暑続く!」

2019年2月18日「ワニまで身を隠すほどの暑いオーストラリア!」


昨年の気候変動に対するデモ行進でSMは、参加者に対して「Green criminal(緑の犯罪者)」と言い、また「生産性のないスノッブ*2だ」と、差別的発言をしているのです。

 

この発想、この感覚、この利益主義が、今回の大火災の根幹と言えるのではないでしょうか。

 

*2 snob 上品ぶったり教養ありげに振る舞ったりする鼻持ちならない人

 

 

 

既に人命にまで及び、1月8日までに24人の命が失われてしまいました。

 

そして動物の被害については、なんと5億匹*3にもおよぶとのことです!*1月6日発表

 

*10億匹という説もあります

 

 

なぜこのような大規模火災が起きてしまったのでしょうか?

 

1月6日までに検挙された人数「24人」、偶然にも亡くなった方達と同じ数です。

 

警告から刑事訴訟まで、様々な法的措置をとった人数、なんと183人!

このうち53人は火気厳禁に従わず、43人は火のついたマッチやタバコを地面に捨てたとされています。

 

 

既に焼失面積1200万エーカーを超え、これはデンマークの国土よりも広いものです!

 

 

やっと1月4日に「消化作業は個々の州で行うもの」と主張していたのを、新たな軍事予備軍と航空機のリースについて発表しました。

 

 

2019年12月にスペイン・マドリードで開催されたCOP25(気候変動枠組み条約締約国際会議)では、そもそも低すぎる目標を立て、それをクリアできる方向に進んでいると馬鹿げたことを言い、さらには20年以上も前の京都議定書で決められた削減分を持ち越すことを提案し厳しい批判を浴びています。

 

ちなみにCOP25で不名誉ある「化石賞」を受賞したのは、日本とブラジルです。

SMよりも、小泉新環境大臣の方が酷かったという事ですね。


続きは[「オーストラリア、未曾有の大火災! Part2」へ

 

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