12月10日 池袋にて「第7回 人と地球と動物に優しいマルシェ」が行われました。
たくさんの出展者・・・
会場には多くの出展者が、ヴィーガン料理やグッズ、そして地球に優しい本などを並べていました。
子供連れの親子さんも多く、お子さん達が気持ちよさそうに遊んだり、食べている姿が印象的でした。
立川平林師匠の落語・・・
そしてマルシェでは初めての企画、「第一部 立川平林師匠のSDGs落語」が、併設している舞台で行われました。師匠のわかりやすいSDGs学は、多くの学校からも講演依頼がくるもので、人気の高さも頷けます。
せっかちな私は開場の13時前には並びました。その前に既に妖麗な美魔女四人が並んでおり、一緒に入場。
自分は舞台もよく観に行きますので、ある程度の心得があります。
背の高い男性は一番目ではなく、少し後ろ目に座る、と言うことを。
背の低い女性に配慮してなのですが、美魔女から「落語は表情を見れなきゃダメ、だから前に来なさい」と、半分強制され、一番前のど真ん中に座る美魔女の隣に座ることになりました(^_^;)
そして師匠の第二部では、得意芸の「立川談志」になりすまして登場。
もうその瞬間に大爆笑です。
そして題目がわかりませんが、腹を抱えて笑う、落語の真骨頂を聞かせていただきました。
落語が終わると師匠が「では、本日の共演者を紹介します」
しかし、誰も舞台に出てきません。
「ん?何やってるんですか、さっさとこっちへ・・・」
「あれ? あ!! 安木節やるの忘れてた!」
絶対これ、狙ってるでしょ?(爆笑)
落語も名人芸、安木節も、これまた名人芸!
なんと、師匠は安木節の「日本一」なんです!!
最高のパフォーマンスに感謝です。
さて、大切な部分をお伝えしたいと思います・・・
師匠の第一部と二部の間に、「いのちの授業」と題して、命の大切さ、特に工場畜産と大地町のイルカ漁について動画や写真で詳しく流されました。
師匠もそうですが、古い知人の工藤さん、久美さんが司会進行をされ、さらには久美さんのイラスト、そして作られた曲など、大変熱い思いのこもった説明でした。
動物愛護関係の人たちも多く、そうでない人たちもしきりに頷いたり、時には涙を流すほどでした。
ここから日本の工場畜産とイルカ追い込み漁について・・・
日本の養鶏は、採卵鶏と食鳥に分けられます。
食鳥は、本来は4〜5ヶ月を経て成長になります。しかし今では50日で屠畜されます。
皆さんが「若鳥の唐揚げ」として喜んで食べているのが、それです。
50年前の鶏と今の鶏を比較すると、なんと5倍ほども大きくなっています。
つまり50日と短い期間にも関わらず、昔の成鳥よりも大きくなっているのです!
これは当然、成長促進剤などのあり得ない化学合成剤を与えることによって、作られた鶏と言うことです。
50日間の間に養鶏場の担当者がすることは、なんと“死んだ鶏の回収”です!
つまり、育てられている間、無理やり作られた体を支えることが出来ず、足がまともな形になっていない、変形してしまった鶏、嘴が曲がってしまって餌を摂る事が出来なくなった鶏が死んでいくのです。
死んだ鶏も可哀想ですが、通常止まり木で寝る鶏が、自分たちの糞で湿った地面の上で寝るしかなく、気持ちの悪さから寝ることもできない鶏もいます。
そして50日目の夜、寝ている間に担当者がカゴを持って忍び寄ります。カゴの中に鶏をぎゅうぎゅう詰めにして閉じ込めます。
そして行き着いた先で、生きたまま逆さまに釣られ、首を切られ血抜きされます。
乳牛は妊娠させられ、せっかく産んだ我が子は直ぐに取り上げられます。そして2〜3ヶ月後にはまた、強制人工授精によって妊娠させられます。
何故かわかりますよね? 皆さんが大好きなミルクや乳製品を作るため、そして肉牛を産ませるためです。
豚は生まれて雄だと直ぐに睾丸を取り除かれます。麻酔なしでやります。我が子の断末魔の叫び声に、親も叫びます。
その親も、我が子を愛でることも舐めることもできない妊娠ストールの中で拘束されています。
屠畜場に至っては、牛の屠畜場38%、豚の屠畜場72%に飲水設備がありません。
このクソ暑い真夏でも、トラックに揺られ、その間に水を与えられず、ついた屠畜場でも水を飲むこともできず、ただ殺され解体され、皆様の食卓に並ぶのです。
大地町のイルカ追い込み漁では、八組の親子のイルカが、バンガーと言う道具を金槌で叩くけたたましい音に驚き、次第に湾の中に追い込まれます。
そして母親イルカは撲殺され、まだ若すぎる子供達は放たれました。
ある程度育っていると、水族館に売り飛ばされます。
この若きイルカ達はどうなったのでしょうか。
おそらくまだ母親のミルクを欲している年齢だろう思われますので、そのまま餓死してしまったことでしょう。
つまり、16頭のイルカは全て殺されたのです。
今回は池袋で行われたマルシェと、立川平林師匠の紹介をしたいブログですから、ここまでにしておきます。
鶏については、クリスマス前にまとめて書き込みたいと思います。