WWF(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン)が、昨年末までのメコン川流域での生物調査の結果をまとめた報告書によると、この1年間で163種の新種を発見しました。
この報告だけなら、新たな生命が地球上に誕生したのだと喜べるのですが、新たな生命が誕生というのではなく、発見だったということと、中にはすでに絶滅危惧種で、このままでは絶滅を逃れる事ができないものもいます。
その原因は、①流域各地での大規模開発、②ペットなどを目的とする密漁、違法取引、③地球温暖化といった様々の問題なのです。
メコン川はカンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの六つの国が国土を広げています。
野生生物は哺乳類が430種、鳥類1,200種、両生・爬虫類800種、植物が2万種です。また、メコンオオナマズなどが生息する河川では1,100種の魚類が生息しており、WWFは、世界で最も重要な生態系の一つとして調査と保全を進めています。
今回の163種の内訳は、哺乳類3種、爬虫類14種、両生類9種、魚類11種、そして植物126種です。
特に虹色の頭を持つ蛇、竜のようなトゲを持つトカゲ、オレンジ色の目を持つカエルなど、両生類に際立ったものが多く含まれています。
虹色の頭を持つヘビ
竜のようなツノを持つトカゲ
危険にさらされるメンコの自然をどう守るのか?
先に原因として①〜③を上げましたが、我が組合としては何ができるかといえば、「省エネから環境問題を改善する」でしょう。つまり③の地球温暖化を防止することです。
我々の子孫に緑豊かな地球を残すためには、今現在生きている我々が、今出来ることを、今直ぐに取組むことしかありません。
一人でも多くの人々が、今直ぐCO2を出さない努力をする必要があります。そのために省エネが有効なのです。
電気を作るためには、まだまだ化石燃料か原発に頼らざるを得ません。ただ原発は無くても大丈夫です。東日本大震災の時に、すべての原発を止めても日本の経済活動は止まることはありませんでした。
それよりも地震大国の日本において、原発事故を起こしたとき、どれだけの被害が出てしまうのか、原発事故が起きてしまえば、今度こそ死の島国、いいえわが国だけではありません、世界に死の灰(放射能)を降らせてしまう可能性すらあるのです。それを考えれば原発の稼働を直ぐに止め、安全に核を処理しなければなりません。それでも経済活動を止めずに行うために省エネが必要なのです。