こちらはJPIM(公益社団法人 日本プラントメンテナンス協会)が主催して、今回で第57回を迎える歴史ある発表会で11月29日・30日の両日で行われます。私は29日に参加して来ました。
前回までは、発表するジャンルが多かったのを、今回は設備管理に絞って行ったということで参加人数も少なかったということです。
それでも二日間約300人が全国から集まる大きなイベントです。場所は品川駅港南口から歩いてすぐという、とても便利な場所です。
(株)REIのFeDOを導入した(株)レアルパスコベーカリー様の依頼で、助手として参加させて頂きました。
FeDOの削減効果に参加者の方々は驚かれたことは勿論ですが、私としては他の話が面白かったですね。
例えば、エアコンのコンプレッサーは、元々熱ロスによって30%程はロスをしているという事。これは熱ロスの無いコンプレッサーを作れば、30%効率が上がり、しいては省エネにもつながるという事です。省エネルギー協会としては詳しく調べなければなりません。
但し当協会ならびに(株)REIが何かをできるという範囲ではありませんから、あくまでも、より詳しくロスる仕組みや、メーカーがそれをどう研究されているかという事などを知識として身につけておくというところですね。
他には、東日本大震災にて大被害を被った塩釜のソニー工場がどうやって復興して行ったか、塩害被害がどれだけ酷かったかも興味深かったです。
同工場では大地震を想定して強化した建物を2008年だったか10年には完成済みだったのです。しかし想定外が津波で、その津波によって機械が泥に犯され、その泥を除去するために使った水に多くの海水が含まれていた為に、塩害に遭ったという話でした。まるで二次災害ですよね。
その話を聞いて受講者の中から石巻の工場の方が、「我が社では高圧洗浄を行ったので問題はなかった」と発言され、ちょっとした知識や判断の差で被害を食い止めることも拡大することもあるのだと痛感した次第です。