日本での最高気温は埼玉県熊谷市で2018年7月23日に記録した「41.1度」ですが、それを越す猛暑がオーストラリアを襲っています。
14日には平均気温を12度も上回りました。
この写真は私も行ったことがあるシドニーからタクシーで20分ほどの「ボンダイビーチ」です。
今が真夏のオーストラリアの海とはいえ、南極海の冷たい海水が流れ込んでくるため、いつもなら泳ぐ人より“甲羅干し”する人の方が圧倒的に多いところです。でも写真を見てお分かりのように、甲羅干しどころではないのでしょう、海で泳ぐ方がこんなにもいるんですね。
私が海に飛び込んだ時は、あまりの冷たさにビーチサイドで甲羅干しをしている理由に納得したほどでした。
さてこの猛暑の凄さは、何と言っても北西部マーブルバーでは、22日連続で40度を上回っているのですから、驚きを通り越して脅威を感じてしまいます。
さらに南東部のマレーダーリング盆地では、100万引きを越す魚の死骸が浮いているとのことですから、生態系に大変な影響を与えていることは間違い無いでしょう。
元々オーストラリアは紫外線の量が世界一と呼ばれているところです。
私はシドニーとブリスベンに会社を持っているので、何度も同国を訪れておりますが、シティを歩くときでも、日焼け止めを塗っておかなければ鼻の頭が赤くなってしまいます。
空気は乾燥しているので日陰に入るとグッと暑さをしのげますが、日差しに当たると途端に痛さを覚えるほどの強い日差しです。
また、雨がとても少ない国で、夜中に雨が降り昼間に雨が降ることがほとんどなく、それはそれでとても過ごしやすいのですが、車の洗車にも規制がかけら、商業的な車、タクシーやバス以外の洗車はしてはいけません。
絶対ではなくたまにはするらしいですが、その頻度は私にはわかりません。しかし、先に言ったように昼間の活動している時には雨が降らず、車庫(ほとんど路駐ですが)に入れていれば埃程度なので洗車しなくても汚れは目立ちませんが。
そんな国だからか、ブリスベンに過去最高のタイフーンが上陸した時は、シティでナンバーワンビルディングの私のオフィスが入っているビルも、すぐ横のブリスベンリバーが氾濫し、地下に置かれているオルタネーター(交流発生装置)が水没し、地下の駐車場も泥にまみれたため、ビル自体に入ることが禁止されてしまったことがあります。
この異常気象は今に始まった事ではないとはいえ、昨年の日本の異常な猛暑が今度は南半球を侵しているのかと心配でなりません。
前回のブログにも書きましたが、将来の気温上昇を1.5度に抑えないと、地球は生物の住める星ではなくなってしまいます。