環境大臣「原田義昭」氏に会ってきました。改めてパリ協定についてまとめました。
2月28日東急ホテルにて、「環境大臣・内閣府特命担当大臣 原田義昭君を激励する会」が行われ、約1000名の方々が集まりました。
私も環境問題に関わる一員として先生にお会いしてきました。
~その時の会話~
「先生62歳と最初に紹介されましたが、失礼ながら本当ですか?」
「そんなわけないだろ、74歳だよ!」
と言われたので、ツーショット写真は2人とも笑いを堪えています。
先生のお言葉の中で「2030年温室効果ガス削減目標」「マイクロプラスチック問題」が当然のように出てきました。
COP21の時は、あまりにも削減目標を提出してこない安倍総理に対し、ドイツのメルケル首相は大いに叱責しました。慌てて出した目標も実現できるやらどうやらというものです。
パリ協定(COP21)概要
主要排出国を含む多くの国が参加。締結国だけで、世界の温室効果ガス排出量の約86%、159か国・地域をカバーするものとなっています(2017年8月時点)
具体的には、産業革命以前と比べて、気温上昇を最低+2度に抑える。しかしそれでは生態系に及ぼす影響も大きく、出来れば+1.5度に抑えたい。
各国の2030年目標
【日本】
温室効果ガスの排出量を「2013年度比で26%削減」(2005年比では25.4%削減)
【中国】
2005年比でGDP当たりのCO2排出量を60~65%削減する。
2005年比で森林ストック容量を約45億㎥増加させる。
【韓国】
BAU比で温室効果ガス排出量を37%削減する。
※BAUとは特段の対策のない自然体のケースに比べての効果のこと
【EU】
1990年比で少なくとも温室効果ガス排出量を国内で少なくとも40%削減する。
【スイス】
1990年比で温室効果ガス排出量を50%削減する。
2025年までに、1990年比で温室効果ガス排出量を35%削減する。
【米国】
2025年までに、2005年比で、温室効果ガス排出量を26~28%削減する。28%削減へ向けて最大限の努力をする。
【カナダ】
2005年比で、温室効果ガス排出量を30%削減する。
【オーストラリア】
2005年比で、温室効果ガス排出量を6~28%削減する。
【シンガポール】
2005年比で、GDP当たりの温室効果ガス排出量を、36%削減する。
2017年にパリ協定から離脱を宣言したトランプ大統領ですが、その離脱が実行されるのは2020年のアメリカ合衆国大統領選挙以降と言われています。
とにかく、アメリカの離脱は地球の未来を消滅させてしまうほどの大事件です。切にトランプ大統領の再選がなく、新しい大統領が離脱宣言を撤回してもらうことを願う次第です。