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その4 小麦について

小麦が含まれている食品は多様にあり、ここで上げていってはキリがありません。

当たり前なのは、麦焼酎とか小麦麦芽油の様に、製品名に小麦が使われていれば誰でもわかりますよね。

では、ちょっと意外な食材を紹介しましょう。

ハンバーグのつなぎ、カレールー、ビール、発泡酒、スコッチ、バーボン、ウォッカ、薬などのカプセルに使われている決着剤 

ウイスキー好きな私も驚きました。


そして、私自身がとても残念なのが蕎麦なんです。

当然十割蕎麦は100%蕎麦粉でできていますが、大変繋げるのが難しく(繋がらずにボソボソする)、繋ぎやすい様に2:8蕎麦であれば小麦粉が2割使われ、1:9蕎麦なら小麦粉が1割使われています。まあこれはほぼ常識レベルの話なので次に進みます。

 

ではこれはご存知ですか?

なんと生麺では蕎麦粉が五割を下回る、三割以上含まれていれば蕎麦を名乗ることができるのです。

 

乾麺に至っては、わずか1%しか蕎麦粉が入っていなくても「一割以下」という表示をどこかに書いていれば「蕎麦」を名乗ることができるのです。

立食い蕎麦なども大抵は1〜2割程度の蕎麦粉しか含まれていないのに蕎麦と名乗る「茶色いうどん」なんです。

全ての理由がコストを下げて、安く提供する、利益率をアップするためです。

 

「小麦はとりたくないから蕎麦にしよう」

 

なんて蕎麦屋に行ったら、小麦粉だらけの蕎麦だった、なんて笑うに笑えないことが普通に行われているのですね。

 

小麦の悪さについては前回の「その3」をお読みください。

 

 

そもそも小麦とはなんなのでしょう。

 

Dr.ウイリアム・デイビス著「小麦は食べるな」から学びましょう。

農作物の作付面積世界一を争っているのは「とうもろこし」と「小麦」です。小麦は地球上で最も消費されている穀物であり、全消費カロリーの20%を占めています。

日本は小麦粉の85%を輸入に頼り、そのうちアメリカ産が6割を占めています。

 

現代の小麦は、小麦の祖先「トップ小麦」から栽培した野生の品種から爆発的に増え、今や25,000種を超えています。

その殆どが、最近の50年間に「遺伝子操作」によって作られた小麦なのです。

収穫量を増やし、病気や日照り高温に耐えられる様に改良されました。

最初のトップ小麦は染色体が14本でした。

それがフタツブ小麦では28本になり、現代に最も近い小麦となる原初パン小麦では42本となりました。

人間を改良し、染色体が46本から80本に増えた、なんてもう人間じゃないのではないでしょうか。

 

現代パン小麦の内容量

炭水化物 → 70%

タンパク質 → 10%

食物繊維 → 15%

残り → リン脂質 多価不飽和脂肪酸

 

小麦の炭水化物→複合糖質→ブドウ糖が連結した鎖構造の高分子化合物→アミロペクチン・アミロース

 

アミロペクチンはアミラーゼによって効率的に消化されブドウ糖になる→劇的に血糖値を上げる→砂糖よりも全粒粉パンの方が血糖インデックス(GI)が高くなる。*スニッカーズGI41

アミロースは消化効率が悪く、その一部は消化されないまま結腸にたどり着く。

 

小麦腹はインスリンに対する反応が悪くなる→もっとインスリン量を要求→糖尿病→女性ホルモン・エストロゲンの分泌が増え胸が膨らむ(男性のみ)

 

その他に含まれる悪玉

アルブミン プロミラン グロブリン  アグルチニン ペルオキシターゼ

αアミラーゼ セルピン アシルCoAオキシターゼ 5種類のグリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼ βプロチオニン プロイドリンa&b でんぷん合成酵素

さらに発行膨張力を高め食感をよくするために食品会社による添加物

セルラーゼ グルコアミラーゼ キシラナーゼ 以上菌対酵素

 

小麦による長官疾患のセリアック病では、αグリアジンによって免疫反応が引き起こされ、小腸に炎症を起こし、腹痛や下痢が発生します。

 

その他では急性アレルギー反応 喘息 アトピー性皮膚炎や蕁麻疹 小麦依存性運動誘発性アナフィラキシーなど。

 

さて本の半分ほどを噛み砕いて説明しましたが、ここまでお読み頂きまして、どうでしたか? まだ小麦の悪さについて疑われますか。

もっと具体的にDr.ウイリアム・デイビスは説いていますが、私のブログではここまでとします。

食品や添加物などについて4回にわたり書かせてもらいましたが、読んでどうされるかは読者の方々次第です。少しでもご自身と周りの方々の健康について、考えていただける引き金となればと思います。

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