記録的な猛暑だった昨年と比べると、格段に過ごし易い夏になりそうです。
「え! こんなに異常に暑い5月だったのに信じられない」
と言う声が聞こえそうです。
出典元:毎日新聞
5月26日 北海道帯広市では最高気温38度に達し、公園で多くの子供たちが水遊びをしていた。
まるで夏休のような光景ですね。 |
しかし、6月は高いけれども7〜8月が平年並みとのことです。
そもそも平年並みとは・・・・・
天気予報などでは普通に使われ、皆さんも聴き慣れている言葉ですが、
その平年とはどう言う定義で言われているかご存知ですか?
「過去10年間の平均では」
「いや、過去20年の平均では」
「いやいや、産業革命以降の平均だろう」
なんて意見が出てきそうですね。
正解は・・・・
1981年から2010年までの「30年間の平均値」です。
となると、昨年の猛暑は含まれないと言うことですね。
では、昨年は覚えているけど一昨年がどんな夏だったか思い出せますか?
一昨年は7月が猛暑で、意外に8月は平年並みだったんです。
私のブログにも書いていますが、暖流がすごく南に移行し、私が八丈島で7月の終わりに泳いだ時も、あまりに海水温度が低く驚いたことがありました。
かように、地球の温度は変化を続けています。
我々には自然災害などで大きな被害をもたらす可能性もあるわけですね。
エルニーニョが発生する・・・
今年はエルニーニョの発生もあり、比較的過ごし易いのはありがたいです。
「エルニーニョって海面温度が上がるのでは?」
「はいその通りです」
「ではなぜ気温が下がるのですか?」
エルニーニョが発生すると、太平洋の東側の海水温が上がり、貿易風が弱まります。その結果、暖かい海水は東側にとどまり、ペルーやエクアドルなどの南アメリカ西側が熱くなり 上海、太平洋西側の日本は涼しくなると言うわけですね。
出典元:気象庁
平年並みの8月の気温とは・・・
東京30.8度 名古屋32.8度 大阪33.4度
東京と大阪でこんなに違うんですね、大阪の方々は避暑に東京に来る、なんてことがあるかもしれません。
ちなみに次回の平均気温を見直すのは、2021年5月です。
その時は、今までの平均気温から新たな平均気温が上がることは間違い無いでしょう。
涼しい夏は歓迎ですが、近未来の地球環境の悪化を憂いてなりません。