17日、ニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州では待望の大雨が降り続きました。
NSW地方消防局は当初、
「この大雨があと何日か続くことを祈る」「クリスマスや誕生日、そして婚約や記念日、結婚や卒業祝いの全てが一気に届いたようになるだろう」
と、ツイートしていた待望の雨でしたが、干ばつで干からびていた土地は雨を吸収する事が出来ず、当然、大火災で焼け果てた森林も雨を吸収できないでいるのです。
その雨はNSWの北に位置するクイーンランド(QL州)にも大洪水をもたらし、両州の一部では、17日と18日で、なんと過去10年以上分の降水量を上回る雨が降ったのです!
QL州は、有名なゴールドコーストがあり日本人観光客も多く訪れます。
また私の会社はブリスベンにあり、横をブリスベンリバーが流れています。
さらに私の息子はブリスベンの高校を卒業しているほど、私とは縁のある土地なので、とても心配です。
洪水で身動きが取れなくなったコアラ
皮肉なことに日本からの災害救助のために、航空自衛隊のC130輸送機2機と、隊員70名がニNSW州に到着したばかりというのも皮肉です。いや、もしかしたら素晴らしいタイミングなのかもしれません。
一方、まだ火事の治らないヴィクトリア州では、19日と20日に大雨が降ると喜んでいます。
つまり火災はオートラリア全土に広がっており、大洪水で被害にあっているところよりはるかに広いという事です。
政府機関系Fire Watch 1月18日時点で72時間以内に起きたブッシュファイヤーの地点
どちらの災害も気候変動から来ています。
地球温暖化がその際たるものでしょう。その原因は人間にあることはいうまでもありません。
そして世界災害リスクNo.2に輝いたのは日本です。
*第一位はフィリピン
台風や地震は言うまでもありません。
地震は「南海トラフ」「富士山噴火」など、あげたらキリがありません。
都内に暮らしている私は、地下室のある一戸建てに住んでいます。
これは、近い将来必ず起きると言われている、推定死者数2万3千人の首都直下型大地震に備えるためです。
濡れ基礎、ベタ基礎などと言われている構造の家では、地震ですぐに倒壊すると私は思っているからです。
「首都直下地震想定パターン」(出典:中央防災会議)
自分を守るため、家族を守るため、地球を守るため、やるべきことは沢山あります。
参照資料:WAVAL CNN AFP