大好きなNHKスペシャル・・・
賛否はあろうかと思いますが、私はNHKのスペシャル番組が大好きです。
30日の日曜に午前中にやることを終え、午後からは久しぶりにのんびりとゴルフ番組を楽しむなどして、リラックスをしていました。
ゴルフが終わったので、何気なくNHKにして見ていると、先ずは西表島の洞窟を潜る探検家の特集でした。
閉所恐怖症ではありませんが、あんな狭いところでその先がどうなっているかもわからないのに、潜り込んで行くって、もうなんでそんな事をしてるんだろ? と思いながらも最後まで見終えました。
見始めは途中からでしたが、洞窟に入って脱出する最後まで見ることが出来ました。
16時30〜17時
*番組名 テントを背負って 西表島で洞窟を探す
西表島の洞窟を探して30年の中川隆行氏
ヒマラヤ悪魔の谷 〜人跡未踏の秘境に挑む〜・・・
さてそのままチャンネルを変えずにいると、表題の文字が。
これは面白そうだなと見始めましたが、これが中々のど迫力の映像で、洞窟探検家の様に、人跡未踏の秘境の場所に行くことに何の意味があるのかわからないですが、理屈抜きでワクワクドキドキして見ていました。
世界中の探検チームが、誰も成し得ていない「人跡未踏の秘境」に挑むのですから、それは凄まじい結果が待っているに決まっていますからね。
主役は男性探検家田中彰氏、そして相棒の探検家大西良治氏の二人の日本人です・・・
挑戦したのは冬の2月です。この時期が最も水量が少なくなるからです。その代わり零下3度になります。
ヘリが止められベースキャンプになりそうな場所を探していると、谷の間に僅かな平地を発見
NHKの取材班はドローンを飛ばして絶景を伝えてくれます。
恐ろしいほどの断崖は200mを超える場所もあります。
ここで寝泊まりをするって、寝返りをするだけでも恐ろしくなります
悪魔の谷、その名はセティ・ゴルジュ・・・
長くなるので簡単に説明すると、悪魔の谷と呼ばれる「セティ・ゴルジュ」の谷間に降り、その全貌を明らかにするというものです。
先ずは比較的浅いキャンプ場近くのゴルジュに降りていきます。
降りるのは良いのですが、その場所に戻ってくることが出来ないので、ロープをそのまま回収し、これから降りるために使います。つまりもう退路は絶たれているのです。
とは言え行ったきりなんてあり得ませんから、退出用のロープを事前に下流に垂らしておきます。
前編では凄まじい渓谷の中や獣道などを歩いていましたが、一歩でも踏み外したら一巻の終わりです。
着ているのは冬のカヌーなどに使われているドライスーツです。これを着て、ポイントから200mをロープで降り、谷に沿って歩きながら、ある時は滝の中に飛び込んだりして、目的のポイントを目指します。
その途中には八方から滝が噴き出しています。
噴き出した水が太陽の光に当てられながら舞い落ちていく姿は、仙女が舞っているように私は感じました。
しかし見惚れて足を止めるわけにはいきません。
日暮までに目的ポイントに着かなければ凍死してしまうので、慎重にではありますが時間を気にしなければなりません。
大変な思いをしながら脱出ポイントに辿り着きました。しかしそこからまだ試練が待っています。
零下3度の水の中でも揉まれ、低体温症にもなり、それでも疲れ切って握力もなくなっているのに、200mのロープを上り切らなければなりません。
もちろん成功しましたが、とんでもない事をやっています。
さて、前編は18時には終わって、後編が21時からとのことです。当然観なければなりません。
アルプスができた理由・・・
さて、皆さんはヒマラヤがどうやって出来た山かご存知ですか?
アジア大陸国とインドが大陸間衝突して持ち上がって出来た山で、元々は海底だったところです。
ですからヒマラヤ岩塩と言うものがあるのです。
余談ですが、私が調べた唯一の「ナノプラスチック」が含まれていない塩です。
標高4000m、深さ200mで採れたヒマラヤ岩塩、お勧めです
さて後半が始まりました・・・
今度は「セティ・ゴルジュ」の始まりまで登ります。途中で脱出様ロープを仕掛けておきますが、通常では滅多に使わない100mのロープを4本繋いで垂らしておきます。
ついに最も深い最深部に降り立ちました
さてここまで書き上げてきて、もっともっと私から伝えたいと思ったのですが、より詳しく知りたい方はNHKのコチラをお読みいただいた方が良いと思います。
使用した写真はこのホームページや、私が直接画面から撮ったものを使用しています。
残念なのは、地盤の弱い谷下に降り立った時、物凄い数の落石が襲ってきた時です。
私も撮り逃しましたが、どのホームページでもその写真は見つかりませんでした。
思わず「早く逃げろ!」と叫んでしまうほど怖かったです!
ですから、このリンクを読まれるもの良いですが、ぜひ視聴してください。
*今回の2回の探検で発見した滝の数は75、しかし全貌の1/10にも満たないと言うことです。
大西さんとの出会い・・・
さて最後ですが、この大西良治さん、実は私面識があるのです。
10年近く前です。私がゴルフのやり過ぎで左肘の剥離骨折をしてしまった時です。
品川の大きな病院でギブスを嵌められたのですが、以前右手首を骨折した時のことを思い出し、このままギブスで固めてしまっては肘が曲がらないのでは?と不安に駆られたのです。
そこで行きつけのゴルフシャフトメーカーで、その話をしていたところ、仲の良い女性従業員(彼女自身も関東ミッドアマなどで優勝しているトップアマ)が、「私の義理の父がゴッドハンドで・・・・」と何やら説明されました。
結構未知な力を信じている自分ですから、とにかく義父に合わせてもらえるようにアポを入れました。
ちょっと詳細はお伝えしづらいですが、そこは施術ベッド二つで、先生一人、助手が二人(一人が彼女の旦那さん)の狭いマンションの一室でした。
そこにはステージ4の膵臓がんを直してもらった女性や、病院で余命1ヶ月と宣告され、鼻にチューブを刺したままタクシーに飛び乗り、ここにやってきて一命を取り留めた男性がいました。二人とも完治していますが、お礼に時々やってくるとのことでした。
せっかくくっついていた骨を割る!・・・
私も先生に調べてもらいました。調べると言っても触るだけです。
「ん〜、不味いな、これは変なつき方をしている」
と私が感じていたことをそのまま言われました、でもまだ半信半疑です。
「これは割るしかないな、痛いが我慢しなさい」
「はい!」躊躇することもなく返答をしました。
フン! 先生が肘に力を込め押しつぶす様にしました。
パキ! ギャ!
「上手く割っておいたから、新しい骨がつくまでしばらく大人しくしていなさい」
一度信じると決めたら疑わないので言われるままにしました。
それから毎週通って4回目には完治し、まるで何事もなかったかのように肘は正常に動きました。
その時、そこで知り合ったのが船越英一郎さんや佐々木蔵之介さんでした。
そして、大西良治さんとも出会ったのです。
とにかく、隣にいる人にはなんでも話しかけてしまう自分ですから、
「オタクはどうされたのですか?」
「どこも悪くないのですが、先生に会いにきました」
小柄ながら引き締まった体つきとその風貌に、只者ではいことが伝わります。
「お仕事は?」
「山登りです」
ふむふむ、納得。
そこから聞いた彼の話に耳を疑いました。
「先生に気功を教わったんです、当時先生はいきなり名刺で割り箸を叩き割ったんです」
「え〜! 名刺でですか?」
「はい、先生に教わっても直ぐには一本の割り箸も割れなかったんですが、段々と割れる様になってきました」
「どれくらい割れる様になったんですか」
「割り箸7本です」
「え!? なっ7本!!」
「本当はもっと割れるんですが、割り箸を持っている方の肘が壊れてしまうので、7本までに留めています」
この話は忘れられないエピソードになりました。
そして、この番組を見ていて、大西さんの名前を見た瞬間、
「この人だ!」
と叫んで飛び上がってしまったのです。
我ながらにビックリです。10年も前に一度会っただけで、名前は覚えていましたがまるで接点がないので会うことはありませんでしたから。
今回のブログを書くにあたり、二つに分けようかとも思いましたが、この話は写メもなく、そして本当の話だと証明できるわけでもないので、一緒に書かせてもらいました。
人間の持つ力とは、本当に信じられないものがありますよね。
今回の特番と大西さんに出会えたことで、私のパワーも数倍に上がった気がします(^_^)