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世界一の金持ちは・・・

世界一の金持ち・・・

世界一の金持ちイーロンマスク氏率いる「スペースX社」が打ち上げているスターリンクは、既に7,000機以上が衛星軌道上で活動しています。
連なって進む姿が目撃され話題になりましたが、それを「スターリンク・トレイン」と読んでいます。


今年1月27日、スターリンクトレインが、月にぶつかるように進んでいく珍しい光景です。

*写真提供:藤井大地氏Xより


 

夜空を引き裂く大火球・・・

1月31日に米国中西部の、イリノイ州、ウイスコンシン州、ミシガン州などで大火球が観測されました。


2025年1月 燃え尽きる衛星ナンバー5693


これは衛星軌道上から外れた「Starlink5693」が大気圏に突入し、燃えたからだと、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターが発表しました。

スターリンクは、わずか5年の寿命であり、寿命が尽きると徐々に軌道を下げ、大気圏に突入していきます。

 

スペースX社は「完全に燃え尽きるように設計いている」と説明しています。

毎日4〜5機のスターリンクが落ちて燃え尽きているとのことです。

日本でも夜空を見上げていれば見ることができるかもしれません。

しかし、本当に燃え尽きて地上への影響はないのでしょうか?

 

 

2023年10月、米連邦航空局(FAA)は、スターリンクが地上で重大なリスクを生じさせる危険性があると報告書を議会に提出しました。

報告書は非営利調査機関「エアロスペース・コーポレーション」の協力でまとめられ、FAAが議会位に提出しています。

 

地球上へ落下する危険性・・・

スターリンクのような大規模衛星網は、2035年までに衛星群の大規模化が実現した場合、大気圏突入で燃え尽きずに残骸が地上へ落下した場合、地球上で2年に1人の負傷又は死亡者が出ると予想しています。

さらに航空機も僅か0.0007%の確率ですが、衝突して墜落する危険性があると、こちらも予想しています。

 

スペースX社は当然この指摘に対して「不合理、不当、不正確」と反論しています。

 

2022年には地磁気嵐によって打ち上げた49基の内、40基を失っています。地磁気嵐とは荷電粒子の流れである太陽風が地上の磁場と相互作用することで発生します。

荷電粒子は上層大気を加熱し大気を濃くしてしまいます。

そうすると、打ち上げ時の空気抵抗が予想より大きくなり、軌道まで達することができなくなり落下してしまうのです。

 

スターリンクの価格は・・・

公表されていませんが、スターリンク1基の価格は、当初$100万と言われていましたが、2019年に同社のグウイン・ショットウエル社長は、それを大きく下回ると述べましたので、推測ですが$70万として日本円で約1億8,600,000円(155.21円で計算)となります。

 

今までに約8000基を宇宙に送り込んでいるわけですから、1億8,600,000円×8,000基=8,688億円を宇宙に飛ばしていることになり、毎日4〜5基が大気圏で燃え尽きているのなら、毎日4億34,400,000円が消していることになります。

 

使っているアルミや鉄、電子部品などは限りある地球の財産です。それをこれだけ消費してしまうことは許されることなのでしょうか。

 

 

世界一の金持ちは・・・

世界一の金持ちになったイーロンマスク氏の純資産は、約67兆6,262億円(約4,320億ドル)にもなります。4,000億ドルを超えたのは史上初です。

 

昨年11月6日だけで、彼の資産は約4兆円(約265億ドル)も増えたのです。

これはトランプ氏を支持したお陰です。

その恩恵を受けたのは、アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏が71億ドル、オラクル共同創設者ラリー・エルソン氏が55億ドルと言われています。


(左から)ジェフ・ベゾス氏、ラリー・エリソン氏、イーロン・マスク氏/Getty Image


他に恩恵を受けたのは、ビル・ゲイツ氏、スティーブ・バルマ氏、ラリー・ペイジ氏、セルゲイ・ブリン氏、ウォーレン・バレット氏、などの名前も上がっています。

いずれも世界有数の富裕層たちです。

 

つまり、トランプ政権を支えているのは、このような富裕層たちで、自分たちの懐を増やしてくれるトランプ氏を応援しているのです。

 

 

トランプの私服を肥やすミームコイン・・・

ミームコインのトランプコインやメラニアコインなど、トランプ関連企業が80%も保有している暗号資産に、これだけの金持ちたちも義理とはいえ、買い漁った結果が下のチャートです。

トランプ就任式の20日をピークに一気に値下がりをしました。

つまり、富裕層達はここでも私服を肥やし、それに釣られて買ってしまった一般層の人たちは大損をしているわけです。



味をしめたのか、続いて発表したメラニアコインに至っては、ローチンした20日から一気に下がり続け、この二つのコインでどれだけの人たちが破産した事でしょうか。


 


関税アップに対抗したカナダは・・・

カナダのオンタリオ州フォード首相は、スペースX社とスターリンクとの契約を結んでいましたが、関税が25%に引き上げられた報復として契約を破棄しました。

さらに州内で酒を販売する専売公社に対して、アメリカ製品を撤去するように命じました。

これらのことで、「アメリカは数百億ドルを失うことになるだろう」と発表しています。

 

 

 

日本政府はどうする・・・

さて、日本政府はどうトランプ氏と戦い、どう肩を組もうとしていくのでしょうか。

この行方は石破首相ではなく、孫氏にかかっているかもしれません。

 

 

参考資料

CNN/Business

WINGSFAN.blog

NHK.web

Yahoo.news

TBA NES DIG

UchuBiz

ダイヤモンド・サイ

 

 

 

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