コロナが発生してから、だいぶ日にちが経ったので確かで色々な統計が集まりました。
それを踏まえた上で、私の見解をまとめてみました。
まず感染者、感染率とも一番高いのは東京です・・・
東京の感染者数4868名、死亡者数180名
死亡率180÷4868=3.7%
5月11日 東京都発表
感染者数10万人に対し35.2名
感染者率35.2÷10万=0.035%
5月10日 日経発表
日経オンラインから引用
日本全体での感染者数15847人、感染者率約0.013%
死者数633人で、感染者から割り出す死亡者率は約4%
日本全体では0.00053%
昨年のインフルエンザの死亡者数は・・・
昨年のインフルエンザによる死者数は、年間(冬の寒い時期に偏ってます)3000人を超えています。一月だけで1685名、1日に54名が亡くなっているのです。
インフルエンザは流行る年とそうでない年があり、昨年は多い年でしたので、例年はもう少し低い数字です。
一概にインフルと比較して話をするのもどうかとは思いますが、これだけ低い数値にアタフタして、足元の経済活動がここまで停止してしまっている今、もう見直しても良いのではないでしょうか。
低い数字の根拠をこの後解説しています。
「日本総研」が発表した数字がこれに加えて見てみると、とても真実がより鮮明になると思います。
日本総研 要点から抜粋・・・
新型コロナ感染の実態は依然不明瞭ながら、最近の調査によれば、実際の感染者数 は公式統計を大幅に上回る可能性を示唆。この場合、新型コロナに感染した場合の 致死率は、公式統計より大幅に低下することに。
大幅に上回る可能性と、大幅に下回る可能性について、と言われると、どっちなの?と思ってしまうかもしれませんね。
簡単に言えば、先ほどの全国での感染者数は15847人と書きましたが、それが大幅に増えるということです。
感染者数については皆様も疑問を持っているのではないでしょうか?
「PCR検査を受けていない人が沢山いるのだから、本当の感染者数はもっと多いはず」
概ね、このような感覚は皆様が共有していると思います。
「韓国みたいに検査を簡易的にすれば、検査数が伸び、自から感染者数も伸びるはず」
だと思いますよね。
今回の日本総研の説明は、その疑問をもっと具体的に答えてくれています。
注:数値などは最新のデータに書き直す必要があったので、以下(注)の文章は私が書き直してあります。
日本総研 解説・・・
神戸市立医療センター中央市民病院が4月上旬に患者 1,000 人を対象に行った抗体検査では、 2.7%で抗体を検出したという。
抗体があるということは、新型コロナに感染して免疫を獲得した ことを意味する。
*注:全国で15847名出ていますので、国民の約0.013%が感染したとなります。
つまり神戸市立医療センターの数値は、公式統計0.013%の 207倍だったことを示唆しています 。
東京都の久住英二医師が4月下旬に希望者 200人を対象に行った抗体検査では、一般市民の 4.8%、 医療従事者の 9.1%に抗体が検出された(全体では 5.9%)3。この調査時点における国内の感染者 数は 13,000 人程度だったため、全国ベースの感染率は 0.01%となる。この調査でも、公式統計の 600 倍の感染率であったことが示唆される。
*注:調査時は4月下旬なので数値が最新ではありませんが、これは直さずにそのまま統計としてお読みください。
慶応大学病院が4月中旬に患者 67 人を対象に行った抗体検査でも、6%に陽性反応が確認された。 海外でも事情は同様である。4月上旬に米国スタンフォード大学がボランティ3,300 人を対象に行った抗体検査では、公式統計の 50~85 倍の抗体が検出された。
これを踏まえて解説します・・・
つまり感染者数は国が発表している15847名より遥かに上回るということです。
抗体があるということは「既にコロナに感染していた」ことの証明なのです。
もし神戸医療センターの数値の207倍を元に計算し直すと、
日本全体では、15847名×207倍=約328万人に及んでいた事になります。
今回のコロナで数値が一番わからないのは、この感染者数です。死亡者数はそれほど変わらないのではないでしょうか。
となると、328万人が感染して、死亡したのは633名ですから、感染した後の死亡率は、
死亡率633名÷328万=0.02%
この数値を見てどう思いますか?・・・
私が文中に「これだけ低い数値にアタフタして・・・」と書いていたのは、そしてコロナ の脅威って言うのは、こういう事なんです。
私のブログ(ブログではあまり過剰な発言は抑えています)をお読みいただいている方、もしくはFBで繋がっている方なら、私が以前から何を言っていたかお分かりいただけるかもしれません。まとめてみます。
私は3月に中南米に行っていた事もあり、痛切にコロナの驚異を感じていました。そして日本政府の決断の遅さと、緊急事態宣言の発表という甘さに辟易しています。
私は3月12日に日本に帰国して「日本はすぐにロックダウンしなければ大変な事になる」と周囲には伝えています。
3月末にロックダウンの噂が広がった時は「遅い対応だが、今はそれしかない」と思っていました。
4月1日は中途半端なので、最初の週末4月4日からロックダウンを開始するのがベストだと考えていました。
ところが緊急事態宣言じゃないですか!
法律によって外出を規制しない限り、自己判断で勝手に街に繰り出す人々が絶えないことは明白です。実際にそうだったはずです。
私は「これではダラダラと長引くだけで、多大な経済損失が発生する」と思いました。
ただ、ロックダウンが絶対に良かったと言っているのではなく、私の当時の意見です。
残念なのはロックダウンしたカリフォルニア州も、最初は感染者を抑えていましたが、その後は急増してしまいましたね。
ロックダウンでも生活必需品を買い求める人たちが後を経たないので、そう言ったライフラインも徹底しておかないと、単にロックダウンでもダメだったかもしれません。
ですが今は時が経ち、最初に述べたように統計が物語っています。
コロナによる死者数よりも自殺者の方が増えているのです。コロナ治療薬も世界各国で開発されています。
日経オンラインから
活発に出歩いている20代が目立ちますが、死亡者は出ていません。
30代で2名出ています。顕著なのは60歳以上の方で死者が急増していきます。
つまり免疫力の低い方、体力が落ちている方は死亡しやすいということです。
私は若者を中心に経済活動へ戻してはどうかと考えています・・・
若者なら感染しても発症もしないかもしれませんし、死亡しないかもしれません。統計上では死んでいないのですから。もしかしたら死ぬかもしれないじゃないかと言われる方は、それは交通事故で死ぬより確率の低い話だと理解してください。
ただ、その若者が高齢者に移す可能性があります。ですから一人暮らしの若者という前提とか、マスク、消毒の徹底とかを考える必要はあります。
もちろんそれで完全に防げるわけではありませんが、このまま何もしないでコロナに負けてしまいます。感染しないが間接的に命を落としてしまう人がもっと増えるよりはマシではないでしょうか。
まとめ・・・
- 4月初旬にロックダウンするべきだった。*過去の話なので無視してください
- 緊急事態宣言を取り下げる
- 統計が揃った今、若者を中心に経済活動へ戻す
3については、既に宅配サービスを若者たちがこぞってやっており、発症しておりません。そして高収入を得ています。それはそれで良いかもしれませんが、一部だけの人がこのコロナの中でも生き延びるのではなく、日本国民全体が一丸となって生き延びるためには、今決断をする時だと思います。