急速に進む氷河の縮小!・・・
スイス科学アカデミーの調査によると、アルプスの氷河が3年間で12.2%も縮小しているのがわかりました。
今回の調査はスイスの東側「モルテラッチ氷河」です。
この夏は1914年の観測以来史上最高の氷が溶けてしまったと言うことです。
この写真は溶け出した深さを調べているところですが、クレパスの深いところは40mほどありますが、1年間で6m50cmが溶け出してしまっています。
溶け出した氷河の下からは、なんと50年前に墜落した飛行機が出て来ました!
と驚いて、さらに色々調べましたが、以前から溶け出した氷河の中から、昔の遺体や遺物が発見されていたんですね。
と言うことは、氷河の溶け出しはここ2〜3年で急速になったものの、以前から進んでいたと言うことになります。
さらに調べると、1850年から6割も減っているのですが、ほとんどが近年だとのことです。
大昔の石器や骨なども見つかっています。
2017年7月には、マルセリン&フランシーヌ・デュムラン夫妻の黒くて重いブーツが発見された。シオン近郊のサヴィエーズ出身のデュムラン夫婦は、1942年8月15日に悪天候の中、高山の牧草地にいる家畜の様子を見に行ったまま行方不明となった。後には7人の幼い子供が残された。
それから75年後、レ・ディアブルレ村の上方にある氷河グラシエ・ド・ゾンフロンの表面で、リフトの従業員が夫妻の遺体と一緒にリュック、時計、祈りの本、ワインボトルを発見した。1960年以来、ここの氷床は約0.5キロメートルも後退し、かなり縮小が進んでいた。2017年6月22日、孫とひ孫も参列する中、デュムラン夫妻の葬儀が行われた。
これは今までに無かった洞窟ですが、氷河が溶け出してできたのです。
中からは大量の氷河の破片が流れ出ています。
これだけ氷が溶け出して剥き出しになった地面が、地球からの呻き声の様に、私には思えてなりません。
溶け出した氷河は海に流れ込み、海面上昇を引き起こしてしまいます。
我々が住む奥は平地ですが、その8割が消滅してしまいます。
首都移転、高尾山へ!!
これは私が警鐘を鳴らすためにいつも言っている言葉です。
皆さんも「今年の夏は異常だね」「なんでこんなに暑いんだ!」と嘆く前に、やるべきことをやりませんか?
最も簡単で有効な方法は「肉食をやめる」事・・・
地球温暖化の最たる原因は二酸化炭素です。
その排出量が最も多いのが「工場畜産」によるものです。
大量の水や食料を消費し、大量の糞尿を排出し、大量のゲップを吐き出します。
子々孫々まで緑豊かな地球を残すためには、もう時間が無さすぎます。
それでもやるべき事をやり、科学が発展してなんとか地球を戻す方法を開発して貰えるまで、我々のやるべきことをやり続けましょう。